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偏平足

小さい頃、友達の足の裏を見て「ペッタンコだなぁ」…このような会話を交わしたことがある人も多いのではないでしょうか。今考えると、そうした足の裏の状態が、偏平足(へんぺいそく)だったのです。
偏平足の人は、全国に多くおられると思います。そして偏平足は、機能的に何ら問題もないことがわかっています。
事実、シドニーオリンピック女子マラソンで金メダルを取り、女子スポーツ界で日本初の国民栄誉賞を受賞した高橋尚子さんも、偏平足だったといわれています。
しかし、偏平足でも疾患となる場合があります。足の裏に痛みを感じる・歩きづらくなる等々…このような偏平足であれば、治療を受ける必要があるからです。
では一体、偏平足とはどのような足の裏の状態をいうのでしょうか。
通常の足の裏は、横アーチ・縦アーチがはっきりわかります(=土踏まず)。偏平足の場合、縦アーチが消失…つまり、足の裏がペッタンコ状態になっているのです。そうした足の裏は、地面からまともに衝撃を受けることになります。そして人によっては足の裏に痛みを感じ始め、足の甲の痛み・足関節の関節障害・すねや膝の障害・股関節や骨盤や腰椎の疾患を発症する場合があるのです。
そうした偏平足は、先天性偏平足と後天性偏平足に分類することができます。

○先天性偏平足…
一般的に偏平足は、幼児期ぐらいまで形成されています。そして幼児期以降の成長と共に、横アーチ・縦アーチが形成され始め、「土踏まず」ができます。しかしそうした成長過程の時、足の骨格・腱・靭帯などに成長障害(=機能障害)が発症し、足裏のアーチが形成されず、偏平足を引き起こしてしまうのです。

○後天性偏平足…
字の如く何らかの疾患が原因で、足裏の構造・機能などの一部が損なわれることで引き起こされる偏平足をいいます。主な疾患原因として、骨折・靭帯損傷・アキレス腱損傷・後脛骨筋の疲労/萎縮などが挙げられます。
(後脛骨筋(こうけいこつきん)…足首を伸ばす/足指を動かす筋肉の1つ。後脛骨筋が萎縮することで、足裏のアーチを低下させます。)
偏平足の治療法として、足底板を装着・テーピングによる矯正・後脛骨筋を鍛える運動療法などがあります。その中でも、後脛骨筋を鍛える運動療法によって疲労を回復させることが、偏平足の症状を改善する最も重要な役割を担っているといえます。
(ちなみに足底板・テーピングは、足裏アーチがそれ以上低下しないようにするものです。)