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外反母趾~装具治療~

外反母趾に悩まされている人が増え続けている現在、外反母趾の症状を自分自身でケアするために、数多くの装具が販売されています。
外反母趾の装具療法は、大まかに3つに分類することができます。
~・痛みを緩和させる目的のパッチ ・足の指を正しい形にするための矯正用装具 ・足の痛みを和らげるための足底板~
ここでは、様々な装具療法の使用法を明記したいと思います。

○クッション・パッチ…
外反母趾で最も痛みを感じる部分は、親指の付け根です。その部分を覆う様々な材質・形をしたクッション・パッチが、最も使用頻度が高いといわれています。ただし、靴を広げておく必要があります。何故なら、クッション・パッチを当てることによって靴がきつくなり、痛みが増幅する場合もあるからです。そうした点を踏まえて、クッション・パッチを上手く利用してください。

○夜間用装具…
夜は、靴を履くことはありません。夜間用装具とは、外反母趾の影響で曲がってしまった親指を元の状態に戻すための器具です。ほとんどの場合、バネ・板を親指にくくりつけるものです。かなり強いものから弱いものまで…短時間矯正するか、長時間矯正するかに分類されます。
また夜間用装具の特徴として、拘縮予防が挙げられます。
(拘縮=関節が一定方向に運動を制限された状態をいいます)
特に若年性外反母趾・若い人の外反母趾…拘縮が発症しても差ほど時間が経過していなければ、効果が大きいとされています。

○靴用装具…
矯正用装具の中には、伸縮性ベルトを使ったものもあります。伸縮性ベルトとは、親指を親指の付け根の内側部分に向けて引っ張り上げる装具をいいます。ただし、この伸縮性ベルトは、あまり効果を見出せません。何故なら「ベルトの力=矯正力」が弱いため、足の筋力に負けてしまうからです。「靴を履きながら矯正する」という方向性はいいのですが…現実的に、まったく効果を発揮していないのが現状だと思います。私からの忠告です…「伸縮性ベルトをしているから、これ以上外反母趾が悪化しない」という考えは間違っています。

○サポーター…
外反母趾の原因の1つに、「横アーチの崩壊」という考え方が広まってきています。そして中足靭帯が、広がらないようにするためのサポーターが出回っています。確かに装着感は効いているような感じがしますが…座る/立つといった行動を繰り返せば、すぐに広がってしまう…つまり、ほとんど効果は見られないのです。仮に幅が狭く強力な伸縮性サポーターをしたとして痛いだけで、中足靭帯に対して何の効果も発揮しません。
上記に示したように様々な装具療法がありますが、何でもかんでもすぐに使ってみるのではなく、本当に外反母趾に効果がある装具を使うことで、症状が改善されることを認識すべきです。くれぐれも「効果がある」と思いこまないように…